結論
「教える」とは「相手に動いてもらうこと」であり、3つのコツがあります。
伝えて終わりではなく、「知識と技術に分けて」伝え、「行動に焦点をあて」てきちんとした「フィードバック」を行う事で継続的に「教えた結果、相手が自発的に行動する」ようになります。
教えるとは?
教えるとは、相手に動いてもらうこと
出典:オトナ相手の教え方 関根 雅泰 (クロスメディア・パブリッシング)
「学び上手・教え上手」を育成する株式会社ラーンウェル 代表取締役の関根 雅泰氏は著書の中で、教えることをこのように定義しています。
この定義に沿って考えると「教える」とは、仕事内容などを一方的に伝えて終わりでは無く、伝わって、理解して、行動するところまで責任を持つことです。
つまり、教えた相手が求めていた行動をしていなければ
教える側に問題・責任があるということです。
教える時のコツは?
教えるコツ1「知識と技術に分ける」
教える内容は大きく分けると
- 知識:知っていること
- 技術:できること
の2つしかありません。
また「インプット」があるから「アウトプット」が出来るので、
知識としてインプットすることで技術としてアウトプットできます。
教える時に、今目の前のその人がどちらの段階なのか見極めて本当に必要な方を伝えるべきです。
教えるコツ2「行動に焦点をあてる」
出来るビジネスマンは結果にこだわる。
当然ではあるのですが、教育には当てはまりません。
アナタが結果を出すために「自然に」「無意識に」している事ってありません?
なので、人に教える際に気をつけて焦点をあてるべきなのは
結果を出すために行う「行動」となります。
結果を求めて、その1回だけ上手くいかせるよりも
結果が伴わずとも、その為の行動を積み上げていってもらう方が
長期的に見て成長していきます。
教えるコツ3「行動にフィードバックする」
最後に気をつけたい事は、フィードバックをする事。
特に行動にフィードバックする事。
教えた後に、
「あ、終わった?じゃあ次これやってね。」
「もっと早く出来なかったの?」
とか、やってませんか?
1つやってみてもらった後は
- なぜその順序で取り組んだのか
- どのように取り組んだのか
- 結果的にどう感じたのか
など、行動部分へのフィードバックをする事で、
「よし、次回もしっかり考えて1つ1つ行っていこう」
と思えるし、その結果、再現性のある仕事が出来るようになっていきます。
補足「プロフェッショナルとは?」
自分の仕事を高いレベルで行える事がプロフェッショナルだと捉えている方が多いと思います。
十分でしょうか?
そうなるまでに大変な苦労や経験があったかと思います。
ですが、「生産性」に着目するともっと視野が広まるのでは無いでしょうか。
仕事は1人でやっている事は少なく、何人もの人を巻き込んで自分がリーダーシップを取って結果へ繋げていく事が多いのではないかと考えています。
その為には関わる人達みんなのレベルを上げていく事が望ましいですよね。
周りの人のレベルをあげ、自分が牽引している仕事の質を最大化し、より効率的により再現性高くブラッシュアップしていく。
そんな事が出来る人こそ、本当のプロフェッショナルではないでしょうか。
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